日本、イギリス、アメリカ3か国ライブセミナーのお知らせ

新型コロナウイルス,獣医療・ペット

獣医師向けライブセミナーのお知らせ
日本、イギリス、アメリカの3国同時ライブ!

「新型コロナウイルスに対応する、米国・英国の動物病院運営ガイドライン」
日時 5月17日(日) 15-16時
主催 ペットピア
参加費用 無料

第一部 ライブセミナー

【講師】

川田彩代先生
イギリス在住臨床獣医師、フリーランス
英国のガイドラインを紹介頂きます。

西山ゆう子
アメリカ在住臨床獣医師、シェルターメディスン、獣医法医学
米国のガイドラインを紹介

第2部 座談会、質疑応答

【ファシリテーター】

小林元朗先生 (成城こばやし動物病院代表)
渡辺靖子先生 (豪州獣医大学卒業、日本の臨床数年、インドに赴任、現在一時帰国中)
川田彩代先生
西山ゆう子

3か国同時中継

この度、獣医師のコミュニケーションサイトの、ペットピアにて、3か国ライブが実現することになりました!新型コロナウイルスの流行に伴い、世界中の動物病院が、感染予防対策として、様々な対策に取り組んでいます。

特にアメリカも、イギリスも、動物病院向けに、ガイドラインが発表されており、各病院は、その中で独自に工夫しながら、現場での診療を維持しています。

今回は、短い時間の中ですが、私は特に、アメリカの動物病院で、実際に取り入れられている対策、方法を中心にご紹介したいと思います。また、第2部での座談会では、視聴者の先生からの質問を受け、それぞれの立場からの意見をする予定です。

私は、渡辺靖子先生とは親しくしており、プライベートでも時々会って女子会をする仲。渡辺先生の面白いパーソナリテイーに、小林元朗先生の、優秀で上手な面白いトーク、さらに、天然と言われる私の毒舌が加わり、いったい座談はどちらに爆走するのか、というのを、頭脳明晰な川田先生が冷静にコントロールしてくださるという、まれにみる面白いトークになりそうです。

そのへんの漫才よりも面白くなるのでは、と、私はひそかに期待しております。笑

動物病院のコロナ対策3本柱

現在、アメリカの動物病院が直面しているコロナ関連対策は、以下の3つのことを中心に行われています。

1.飼い主様、動物病院のスタッフ、および自分が、新型コロナウイルスに感染しないように、予防対策をする。

まずはこれが基本です。そのために、人と人が1.8メートル以内に接近しないように、というルールが設けられています。
そのため、ペットを連れて来院した飼い主様は、自分の車から降りることなく、ペットだけを院内に案内して、診察、検査、治療をします。車内で待機している飼い主様とは、すべて電話等で会話をします。
また、病院内のスタッフどうしが近づかないよう、またタブレットなどの物を通して感染が広がらないように、どのような対策が講じられているかを紹介します。

2.ステイホーム。

人の動きを最低限にし、基本は市民が、不要不急の外出を控えるというのがロックダウンです。
動物病院の獣医師や看護師、スタッフも基本はそうするべきです。一人でも多くの人がステイホームすることで、ウイルス拡散予防につながります。
それゆえ、多くの動物病院でも、スタッフの数を減らし、またシフトを組み替えて、少ない人員で仕事をするよう、工夫しています。
動物病院は、本当に緊急性のあるもののみを受け付け、ワクチン、不妊去勢手術といったものは、後日に延期しています。テレメディスンというビデオ等を用いた遠隔診療も、広く取り入れ、法律も期間限定で、この規制を緩めています。

3.マスク、ガウン、アルコールといった備品や防護具の不足。

世界的に、生産、流通といった物流チェーンが正常にできなくなっています。これは、しばらく続くとされています。
現在、感染予防防護具や、消毒、医薬品は、人間の病院への供給が第一優先です。動物病院は、これに対して、どう対処するべきか、というのを、お話する予定です。

日本には日本の、そしてまた、お住まいの地域に独特の問題があり、欧米のガイドラインがそのまま、日本で取り入れられるとは思っていません。あくまでも海外で実際に行われている対策を、参考にして、皆さんご自身の日常の診療に役立てていただければ、と思っております。

それでは、獣医師の皆様。5月17日当日、ふるってご参加ください!

お待ちしております。

詳細は、ベットピアホームページより