覚えていてくれてありがとう、と言われます
何年ぶりだろう。おそらく、7-8年ぶりに、「チーちゃん」と再会!
昔私が開業していた時代に、お世話になった犬。ロサンゼルスの街の反対側から、わざわざ駆けつけてくれた。
目は白くなり、顔も白髪が増え、関節炎でゆーくりしか歩けなくなっていたけれど、やさしい笑顔は、しっかり覚えているよ。
「うれしいな」なんて興奮していたら、横から、「数年前の患者さんなんて、よく覚えているわね。私は多分すぐ忘れると思うワ。。」と卒業3年目の若い獣医さん。
多分そんな事はないと思うよ。獣医って、案外、よく覚えているもんです。
よく通院してくれたとか、変わった病気だった、というケースは勿論だけど、普通の患者さんも、普通の飼い主さんも。だって、ひとりひとり、一匹一匹、一生懸命お世話してきたから。
それに、毎日診察室での出会いって、どんな場合も、やっぱり素敵な出会いだから。犬の目の色とか。耳の形とか。体格とか。毛色とか。
雨の日に舌を縫う手術をしたとか。ここにイボがあったとか。変なことまで思い出す。
10年前、20年前、30年前の動物のことを、思い出すことだってある。昨日言ったことはすぐ忘れるのに。。。笑
チーちゃん18才。長生きしてね。
西山ゆう子
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