オミクロン株を甘くみないで

2022年1月5日アメリカ,人生・生活,新型コロナウイルス

ロサンゼルスにオミクロンがやってきた

昨年の12月の後半くらいだったか、当地でもオミクロン株が出たというニュースがでて、それからわずか2-3週間。
今ではここロサンゼルスのコロナ陽性者の大多数は、オミクロン株になったそうだ。
あっという間のこと。
そして今、ロサンゼルスはすごい勢いでコロナの陽性者が急増している。
クリスマスとニューイヤーで、家族や友たちが集まり、移動をした人も多い。
だが何といっても、オミクロンの伝染力の強さが半端じゃない。

今までのマスクじゃ予防できない

これは科学的根拠があるのかどうか知らないので、あくまでも私の身近な人たちの体験談として聞いてほしい。
職場でも学校でも、オミクロンに感染した人たちは、皆同じことを言っている。

「普段から極力人の集まるところには行っていないし、マスクは必ず着けていた。外で会食もしていない。
この1週間も、スーパーへの買い物と会社の通勤だけ。
会社でもいつもの通り、手洗いとソーシャルデイスタンスは守っていたし、食事も1人でしかしていない」。

そういう人たちが次々と感染している。
すなわち、いつものように、言われているコロナ予防対策はしていたし、決してリスクのある行動はしていなかった。
しかも、当然皆、ワクチンを2回、3回と接種している人たちだ。
そして、いつ、誰から感染したのか、全く思い当たらないというのだ。

オミクロンは今までのコロナと明らかに違うと皆言っている。

ちゃんとまじめに予防をしている人たちが、知らないうちにどんどん感染しているのだ。

オミクロンは軽症だから、かかっても問題ないのでは?

確かに重症化しない、となると、万が一かかっても自分もたいしたことがない、と思ってしまう。
しかし相手はコロナ。自分は無症状や軽症でも、自分から他人にウイルスを伝染させてしまうこと、世代の異なる家族や友達―例えば基礎疾患のある高齢者に、伝染させて重症化させてしまうリスクが当然ある。

そして、軽症でも後遺症が残る人は残っているようだ。
いくら軽症が多くでも、こんなふうに爆発的に感染者が増えれば、入院が必要な人も増える。
ロサンゼルスの医療機関もあっとう間に満員になり、医療崩壊もすぐそこと警告している。

ワクチン接種をしていてもかかる

もともとコロナのワクチンは、コロナの感染を阻止するとは言われていない。
罹患しても重症化するリスクを減らすことができる、と私は理解している。
特に3回目を接種した後は、発症予防効果があがると聞いたが、これは感染はするけれど、症状が出ないケース、と理解していいのかな?
無症状ならなおさら、コロナの感染を『阻止』することはできないだろう。

犬や猫の伝染病を見ても、無症状のキャリアこを、往々にして伝染病の拡散に貢献している。
私自身も先月、3回目のワクチン接種を済ませたが、だからといって決してコロナに感染しない、という訳ではない、と肝に銘じている。

ワクチンを打っているから自分は多分大丈夫、という漠然とした考えはやめよう。

N95マスク

娘が通う高校では、通常の医療用マスクや布マスクではなく、N95マスクをするようにという通達が来た。
今週から新学期が始まったばかりだが、急遽来週から、ネットによるホーム授業になると計画している。

スーパーの従業員も学校の先生も、この1週間で、多くがN95マスクになった。

私も動物病院に出勤する日は、もちろんN95マスクを着用し、基本はマスクを外さない。
不便だけど、スタッフとも2メートル以内に近づかない。

2年前のコロナ発生時に、院内でも2メートルの距離を、というルールができたが、ワクチン後、なんとなく緩んでいた。でもこの2週間で、スタッフ全員、まじめに2メートルルールを守るようになった。

2年前のコロナが発生した当時は、N95マスクが大々的に不足し、人間の医療現場に優先的に配給されが、今は市民でも十分に購入できるのでありがたい。

どこも人手不足

昨日、勤務先の病院では、約4割のスタッフが欠勤していた。
コロナが発症して休んでいるのではなく、皆、濃厚接触者として、自宅待機のために欠勤していた。
家族で発病者が出た、職場で濃厚接触した、という人たちで、例え自分の症状がなくても、自宅で待機をしているのだ。
お陰で病院は目の回るような忙しさ。予約制にも関わらず、2時間以上待っているという飼い主さんまで出る始末。
でもこっちも、ランチを食べる時間がなく、オシッコする時間もないくらい、ずっと働き続けているのだ。。
ただただ申し訳ないけど、仕方ない。

ロサンゼルス中、スタッフ不足

オミクロン大流行のために、罹患者や自宅待機者が増え、スタッフが欠勤しているのは何もうちの動物病院だけじゃない。

昨日行ったスーパーのレジは、通常6人、8人いるのに、今日は2人だけ。会計までに20分も列を作って並ばされた。

今日、車のオイル交換のためにホンダの車屋さんに行った。
ちゃんと予約もとってあったのに、今日は大変混んでいて、終わるのに5時間かかると言われた。仕方ないので、車を預けて歩いて帰ってきたけど。。

そろそろメガネを新調しようと予約電話を入れると、人手不足で、しばらく予約を受け付けていないと断られた。

アマゾンに注文をした品物も、『先日お知らせした配達予定日を変更します、3日遅れて何日になります。申し訳ございません』というメッセージが入っていた。

どこもかしこも、人手不足なのだ。

家庭内ソーシャルデイスタンス

いざという時に家庭内でも感染を最低限にするよう、普段から家庭内で予防策をするようにというのは、日本ではどの程度指導されているのか?

子どもが、親が、家族の誰かがコロナにかかっても、家族が全滅しないように、普段から家庭内でも予防に努めるのがベスト。

以下がわが家のコロナ予防対策。

まずは、基本的に、一緒に同じテーブルで食事をしない。

食事は1人で、時差でするか、個別に自分の部屋で1人で食べる。
まあ今の時代、子供も親もスマホ見ながらひとりで食事するのは、それほど孤独な作業ではないので、これは案外簡単に実行できる。

それから屋内マスク。
基本、家の中でもずっとマスクをしている。
特に部屋から出る時は必ずマスク。これもまあ、慣れるとそれほど気にならない。
特に冬は暖房着の一つとしてマスクを着ていると考えると、顔が温まるということで、これまたよろし。

後は、タオルなども、共有せずになるべく、個人で使い分ける。
といったことだ。
もちろんドアノブや、電気のスイッチなど、人が触るところは、まめに消毒するというのもあるが、環境にはそれほど長く残らないので、まあほどほどに清潔にする。

犬猫のパルボの発生時などは、環境から、歩いたところから、食器、タオルなどの接触する物体まで徹底的に消毒しなくてはならない。それから比べると、基本呼吸器から呼吸器のコロナは、そこまで徹底しなくてもいいので、まだよしとしよう。

オミクロンを甘くみないで

幸いなことに、私自身も私の家族も、まだコロナにかからずにいる。
でも、それも時間の問題だと思っている。
これだけ次々と周りの人たちがオミクロンに罹患し、人手不足で通常業務に支障がでているところが多々出てきているのだ。

しかも、コロナに感染する人たちは、パーティーやコンサートに参加する無謀な若者じゃないのだ。普通のまじめな、普段からコロナに気を付けている人たちが、どんどん感染し、あるいは濃厚接触者となっているのだ。

気を付けているから大丈夫なんかじゃない。
今まで大丈夫だった人までが、知らないうちにみんなかかる。
いつか自分にも順番がまわってくる。
そう思うのが当然だろう。

オミクロン怖し。

普通のマスクをすり抜けて、2メートルの距離を軽く乗り越えて、感染が広まっているのを身を持って感じる。

自分ができうる予防策を真剣に最大限行い、自分や家族の安全と健康をひたすら願い、祈る。

自然を前に、人間はやはり無力で弱い生き物であることを自覚し、つつましく、おごらず、しかし負けずに前向きに伝染病と戦いたい。

オミクロン流行地で生活するいち市民の声として、参考にしていただけたらと思う。

注意 あくまでも個人の見解です。新型コロナやオミクロンに関しては、信頼のおけるサイトの情報を参照してください。